マメザトウムシ Caddo agilis

 

撮影日:2013.7

採集場所:山梨県

採集環境:森のリター層や樹表面・岩の表面など。

 成体は基本的に夜に探した方がかなり見つかるが、東北のブナ原生林などでは、昼間でも良い木があるとその木だけで十数個体見る事もある。探すコツを掴むとどこでもすぐ見つかる。

 

体長は1.6~2.8mmほど。

マメザトウムシ科は他にヒメマメザトウムシ Caddo pepperella、アワマメザトウムシ Acropsopilio boopisがいる。

 

 飼育下でチーズやソーセージ、パン、昆虫の死骸など与えても食べないこと、また触肢腿節下面に3~4本の大きな棘(下の写真)があり、大きく発達した眼、そしてその俊敏性から捕食者である可能性が示唆されている。(注1)

 

 分布域は北海道から本州、四国、九州とあり、遠征や調査のついでに採集して回った結果として、青森県・岩手県・群馬県・栃木県・長野県・山梨県・東京都などで採集できた。

 関東では幼体は4月下旬~5月上旬よりリター層などで見られ、成長とともに生活の場所を徐々に樹表面にシフトしていく。

 

 そのあまりある可愛さからいそうな環境のリター層をかきわけ、ただひたすらに木の表面を舐めまわしてしまう。

 

マメザトウムシの情報が詳しく載っている文献

・数種ザトウムシの不連続分布について(鈴木,1972)

・遺跡的ザトウムシにおける隔離分布(鈴木,1977)

・Phenology and biology of harvestmen in and near Sapporo, Hokkaido, Japan, with some taxonomical notes on Nelima suzukii n. sp. and allies (Arachnida: Opiliones)  (Nobuo Tsurusaki,2003)

 

注1:Phenology and biology of harvestmen in and near Sapporo, Hokkaido, Japan, with some taxonomical notes on Nelima suzukii n. sp. and allies(Nobuo Tsurusaki,2003)

マメザトウムシの触肢腿節の棘
マメザトウムシの触肢腿節の棘